〈これは何時何分でしょうか?〉
【2時58分の法則】スーパー漫画家アシスタントであり、背景美術などを教えておられるMAEDAX先生が
6年ほど前に語っています。
例えば冒頭のカシオ君が何時を指しているかというと…
(午後)3時22分ですよね。
これ、当たり前のように読んでいますが、実は当たり前ではありません。
時計の読み方を知らない子供なんかに聞いてみたら「3時4分」と答えるかも。
だって、針は3と4のあたりを指してますから。
このように、
目の前にあるものが"ルールを知ってる"ことで見方が変わる、転じて、絵を描ける人というのは、絵を描くときのルールを適用して世界を見ており、
さらにそこに
"興味"が加わることで、細かい違いなどを読み取ることができる、
すなわち表現の解像度が上がったり、アプローチの仕方を変えることができるということですね。
これ、どんな業界でも使える法則だと思うのですが、
コーヒーで言うと、テイスティングにハマりそうだなと思ったので試しにやってみます(ぉ)。
「コーヒーの味、よく分からないんですよね(苦笑)」
自嘲気味によく言われます。正直、難しいと思うんですよ。
苦くて酸っぱいって、動物が本能的に避ける味ですから(毒があるかもしれない、腐ってるかもしれない)。
でも長年の経験でこれは安全な飲み物と分かってくると、中々オツなものだ!となってくるわけです。
まず、大前提として
コーヒーは苦味、酸味、甘味(旨味)が、色んな比率で混ざった飲み物です。…あまりにも当たり前。だけど例えば
「苦味が強くて、飲み込んでも長く感じます。後から追いかけるように少し酸味がありますね」と言うだけでも、何か"それっぽく"感じませんか?
…感じないと言われるとそこで話が終わるので、一旦飲み込んで欲しいですが(笑)
大前提のルールが分かった上で、より解像度の高いテイスティングをするには、
苦味、酸味、甘味が"どういうものなのか"を分析します。恐らく、一般の方はこれをあまりしたことがなく、プロが
「ティーライクな酸と、ほのかにフローラル。白ブドウとマンダリンのような甘さ、シルクのような舌触り」とか言うもんだから(1mmも分かんねー!)となって尻込みしちゃうんでしょうね。
これもルールにあたることですが、
味の感じ方に正解はありません。同じように感じなかったからといって卑屈になることはありませんし、
バカにしてくるヤツもいないでしょう(多分)。そして、
分析する力は、あなたの人生経験すべてが武器になります。飲食物に関することなので、別の食べ物で喩えるのが一般的ですが、
「夏に、古い線路の横を歩いたときのような…」とか
「往年の映画女優、xxxのような…」とか表現をする人もいます。
ちょっとしゃらくせぇと思ってしまいますが(笑)、それでも良いんです。その人が腑に落ちれば。
テイスティングにはハッタリも含まれますが(!)、
さすがに経験したことがないもので喩えることはないはずなので、
一つの意見として参考にするくらいで良いのです。
#あ、でもコーヒーの舌触りはよく布地で喩えられるんですが、
#舐めたことあるんかな…舐めさせてくれる妙齢の女性は
#ぜひ私のところへ!(笑)
コーヒーの味をもっと深く知り、楽しみたいなら
好き嫌いせず色んな物食べましょう
そして
コーヒーの味をどう感じたか、口に出してみましょう
というお話でした!